第6章 幻月
もう臭いで酔う
吐き気がこみ上がってくる
だいぶ飲まされた頃、いきなり体を抱え上げられてまたベッドの上に戻された。
「いやだ…いや…和也さん…」
うつ伏せにされて、ずるりとズボンを脱がされた。
下着ごと脱がされて、ケツが空気に晒される。
「おとなしくしたら、腕解いてやるから…」
「やめて…お願い…」
腰を持ち上げられて。
尻を突き出すような格好になって。
「ほら…男同士はココ使うんだよ?潤とヤってんなら知ってるだろ…?」
「やだ…さわるな…」
「は…嘘ついてたくせに…俺に嘘ついたら、どうなるか教えてやらなきゃな…」
突然、そこになにか触れて。
ぬるりとしたものが中に入ってくる。
「やーーーっ…やだぁっ…」
「暴れるなって!」
怒鳴ったかと思うと、和也さんが背中に乗っかってきた。
俺を押さえつけたまま、そこに入った指を動かしてる。
「や…苦しい…やめて…」
頭、ぐるぐるする
気持ち悪い
吐きそう
熱い
ぐちゅぐちゅ、音がしてる。
和也さんの指が、無理やり俺の中に入って動き回ってる。
「な…?ココ、柔らかくしないと智が痛いからな…?」
「やめ…て…」
熱い体
熱いなんで?
急に和也さんの手が、マットレスと俺の腰の間に入ってきて。
そのまま、アソコに触れられた。