第8章 幾望
あとがき
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
最後の最後で、ノンリアルの長編を書くことになるとは…
ちょっと自分では思ってもおりませんでした。
これは以前に他の方とコラボで書いた作品だったんですが、その作品は削除されました。
この時は、あの作品はこういう運命だったのだなと諦めていたんですが、その後。
読者さんから、あの作品をぜひもう一度読みたいという言葉をいただきまして…では、最後にあの作品をもう一度、私の手で書き直してみようと。
そう思い立って、三ヶ月以上かかりました…
なんとか最後まで書ききることができました。
とても長くて苦しい道のりでした。
この間に、一時期通うことのなくなっていた大学病院に再度かかることになったり、薬の副作用で体がとてもつらい時期もありました。
それにもう、嵐さんの活動休止の期限が迫っておりました。
どんどん精神的にきつくなっていく中、それでもなんとかこの作品を書き終えることができたことが、この6年やってきたことの成果かなと思いました。
しばらく、ラストシーンは書けなくて…
その間に、ヘブシュガの作品を書いたりしていたんですが、やっと最後の絵が見えて…書いてみたら、たった3ページ。
この最後の3ページ書けなくて…書けなくて…
本当にしんどかったw
なんてことない日常で終わりたかったんです。
なんてことない会話で終わりたかったんです。
ドラマはもう嫌というほど、本編の中にありました。
だからラストシーンはなんでもないシーンで終わりたかったんです。
劇的な終わり方とか、最初から考えていなくて。
でもやっぱり私の癖として、なんかドラマチックな終わりを…って思っちゃって、苦しんだんですよね…
最後のノンリア長編を、このように終えることができてよかったです。
最後に…
裸の月を応援してくださった皆様。
本当にありがとうございました。
月は、智であり翔であり…
また私達であります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
そして、今まで応援本当にありがとうございました。
大きな感謝を。
のさまじょ