第38章 もしも三番隊隊長に復帰したら
「…っ藍染隊長…!!」
霊圧から感じる彼の気持ち。とても優しいそれは、まるで私に生きろと言っているみたいで。その愛情の深さに、そして彼を一人ぼっちにさせてしまっていることに、或いは死を覚悟していた事が覆されたことに、涙が溢れて止まらない。
「……生きろ。兄はまだ、死ぬには早いようだな」
白哉クンが、言って、ほんの少しだけ口角を上げる。気持ちはぐちゃぐちゃだった。ただ声を上げて泣き噦る私を、彼はずっと抱き締めてくれていた。
生かされてしまいました
(本音を言うと。目的の為に見捨ててきたものが多すぎて、償いながら生きていくのが怖い。周りの目が怖い。どうやって生きて行けば良いか、わからない。どうして死なせてくれないのだろう、)