第32章 どうしてもこうなる理由
逃げずに向き合ってやってくれよ。その一言が、胸に突き刺さる。平子隊長を心から思いやっての発言だった。その真っ直ぐさが、容赦無く私の心を殴る。
「…逃げんと、やっとられんのよ」
ぽろりと口から零れた言葉に、私も彼も目を見開く。無意識に口を手で覆った。これ以上は、もう。その手で、刀を抜く。
「お喋りはそろそろ終いや。キミを舐めてかかったらエライ目に合いそうやし……見せたる、私ん卍解」
「もういいよ、愛美」
「終わりにしよう」
虚化した黒崎一護クンを相手に遊んでいると、藍染隊長の声が聞こえた。東仙サンが狛村隊長と檜佐木クンにやられたのを機に、動くことにしたらしい。(嗚呼、始まってしまう、)刀を下げ、ハリベルを斬って捨てる彼に、ただ笑うことしかできなかった。
「さあ、始めようか」
「護廷十三隊……そして、不出来な破面もどき達」
(浦原サン、早よ来て---)
どうしてもこうなる理由
(神鎗に語りかける。「ごめんな、ほんで、最期までよろしゅう」)
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東仙サン勝手に退場させてメンゴ…