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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第53章 生還





「政宗、奥州へ帰らないのですか?」
「片付いたからな」
短い答え。
「………」
黙って進み続ける。

並べた馬、政宗の横顔。

(どうしたの?は必要なさそうや…)


見るからに、分かり易いほど不機嫌で瑠璃はそっと溜息をついた。



「……瑠璃、謙信に何言われた」
謙信が何かを言いながら瑠璃の耳元に唇を寄せたので、肝心な処は2人にしか聴こえなかった。



不機嫌丸出しで前を見つめたまま、問う政宗に
「内緒っ」
とはいかないだろうなぁと、瑠璃は思う。






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