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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第52章 探り合いの戦




ゔ…あ"あ"あ"〜〜…
ゔ、グッ…ぅぅ…


政宗が立った場所には息絶えた塊が次々と転がる。
屍の道を作り、辿り着いた。
「この間は逃げれたが、今日は逃げられないぜ。
残るはお前の首だけだ」
大崎義隆の前にはだかる。
「ひっっ…だ…も、最上はっ、ワシに付いておるぞっ‼︎」
「言う事はそれだけか」
噴き上がりそうな怒りを隠忍することが出来ない政宗は、どんな勇気剛気も萎れさせるほどの惴慄の気を放っていた。
その顔は震怒する鬼のようだった。

「お前が仕掛けたせいで……
…生かしてはおけねぇ!」
そう吠えると、政宗は躊躇なく踏みだす。

間合いを計りもしない、
一息間に懐へ飛び込んだ。

「死ねっ!死んで償え!」
怒り狂う政宗は大将大崎義隆の喉を一突きにした。
「ガッ……あ"…」
詰まった息声が溢れる。

激怒した猛獣は一瞬で人の喉を食い破った。

ズルッ……
と刀を引き抜くと政宗は血を纏った其れを削ぐように横に振り切る。
ボドッ……
と頭部が落ち、軀のみが床几に座っている。








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