第8章 隠秘慰撫(R18)
政宗の部屋に、甘い拒否の声がしていた。
「ぁ…んゃぁ…ダ……ぃゃだぁぁん…」
瑠璃が身体を捩る。
「逃げんなよ」
「やっ、だって…なんでぇ…」
「何でって、抱きたいからに決まってんだろ」
当然の答え。
「はーなーしてよぉ…アッ!ゃっ」
「逃がさないっ」
瑠璃が腕の中にいて、政宗が逃すはずがない。
「政宗っ」
不満そうな顔をむける瑠璃に、
政宗が面白くなさげな顔で言った。
「さっきまで、小難しい事考えてたんだろうが…今は、俺と、気持ち良いことだけ考えろ」
(え…?)
「まっ、それしか考えられなくしてやるけど、なっ」
そして一転、自信満々に政宗。