第40章 政宗、誕生日の噺ー前ー
(解くなら早く解いてよ…)
そう思っていると
スルッと腰に手がかかり、引きつけられた。
「‼︎⁉︎」
サワサワと腰から腹、背中側を撫で回され瑠璃の身体がゾクッと震え
「…ンッ…」
と声が出た。
「どーしよっか…」
(何を?)
少年の様に楽しげに笑う政宗を、
瑠璃は不安気に見下ろす。
「脱がすのがいいか、
脱いでもらうのがいいか、
それとも、そのままが良いか」
(そっ…そんなこと⁉︎)
「どっち、でも、い「良くない」」
政宗に否定の言葉をを被せられた。
瑠璃には政宗心がまだよく解らない。
瑠璃は隣の閨へ連れてこられた。
「着物はそのままで良い。
膝立ちで跨がれ」
「は?」
「俺に跨がれ、って言った」