第39章 月がある部屋(R18)
「!ぅうん!まさっっ、ねっ!…それっ!」
強くなる刺激。
「ダメっ、やっっ、手ぇ、手っ、やぁダっ、メ…あっぁぁ」
快感に引き摺られるのを阻止しようと瑠璃が慌てる。
膣内の指を器用に動かし、旋回し
瑠璃の感じる天井部を擦り押しながら、
花芯をイジり玩んで、
瑠璃に強い快楽の刺激を与へている政宗の右手。
それを止めようと瑠璃が手をやる。
「ダメッ!もぉ、なんかっ……」
(キちゃう…イッ…)
「やッッだ、ダメッッ、ぁぁあ、イくぅ…
…政宗っ!政宗ぇっ」
達しながらの瑠璃が、
必死に政宗の手首を捕らえて何とかしようとするも
「クク…あーあー……
見ろよ、お前の吹き漏らしたコレ」
政宗が持ち上げた手からは
瑠璃が溢した淫水が
蜜とは別にポタっと垂れた。
「気持ち良くてたまんねぇのに、
邪魔すんなよ」
自分を制止しようとして伸びてきた瑠璃の手を掴んだ政宗は、瑠璃の顔の横に押し付けると、
左手も使って布団に両手を縫い付けてしまった。
瑠璃は完全に動きを封じられた。
快楽の涙を滲ませ、
淫女たらしく隠しきれない快感と欲望。
それにまみれた だらしなくも艶冶な顔で政宗を見上げる瑠璃。
「もっと、一緒に気持ち良くなろうぜ」
政宗は猛獣のようにギラギラとした、
獲物を喰い散らかす前の凶暴な眼で
舌舐めずりして笑った。
その笑唇は歪なくせに、綺麗に弧を描いて見えた。