• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第39章 月がある部屋(R18)




「何で笑うんだよっ。
笑わせるつもりなんかなかったぜ?」
「じゃ、それで口説いてたんですか?
ぷっくくくくっっ…」
尚も肩を揺すって笑っている瑠璃を、
恨めしげな眼で見た政宗だが、
臆面も恥じらいもなく、
「口説いてる」
衒いの口調で言い切った。


「さっき口付けた時からずっと、こうなのに…」
と瑠璃の手を取ると下へと導く。
こう、とは臨戦体勢だと言う事。
上を向いて硬くなったソレに瑠璃の指がスルッと触れ、掌に熱が触れる。
政宗は触れた瑠璃の手を、自分の掌で上から包み、握り込ませる。

「悦くしてくれよ」
照準を合わせられた。
灼爛の瞳に捉えられて、逃げられなくなる。


手の中の政宗のソレは自分を待っているんだと思うと、
ドクンドクンと瑠璃の鼓動が大きく早くなる。
まるで、鼓膜のすぐ傍に心臓があるみたいに。






/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp