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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第38章 晴れの離宮





「この度は大変申し訳なく…」
政宗は信長に謝罪をしていた。
「…たまには騒がしい方が生き甲斐があると言うものだ。気にするな」
信長は寛大な懐をみせる。
「しかし、藤隆が信長様に勝手に食べ物を持って上がったとか…」
その言葉に信長は怯えきった藤隆姫を思い出しククと笑いを溢した。

「もう良い。
何事も無かった。
貴様は瑠璃と和解するまで城へ来るな」
そう言われ、次は政宗が思い出す。
湯殿で瑠璃を膝に乗せていた信長の姿。

「あの、信長様……」
「何だ」
「あーーー……」
どう問うべきか考えて、頭を抱える代わりに、頭を下げた。

「アレなら、ただの戯れだ。家臣の士気を下げるようなことは意味がない」
ニヤニヤと人の悪い笑みを満面に浮かべて政宗を見る信長。
「…だが…抱き心地は悪くなさそうだな、政宗」
「‼︎」
挑発は忘れない。
政宗の驚愕の顔を見て信長は
ハッハハハハと愉快気に声を上げ笑った。






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