第34章 書庫での哀苛(R18)
そう、ここは書庫の中。
2人だけの薄暗い密室。
(誰が、来るか…わからな……ぁん…)
そんな事は、すぐに白く霞んでゆく。
(ダ…メ……だ…って…ぁ…ぁ…)
口付けは気持ち良くて、心が溶けるようで、
それに身体も反応し、蜜壺から蜜が溢れる。
(や、だぁ…)
耐える為、書物を抱きしめた手にギュッと力がこもる。
そんな小さな反応だが、
気付かない政宗ではない。
それが何を示すのかも、瑠璃の身体の反応は全てお見通し、把握し熟知している。
政宗は瑠璃の腕から書物を取り上げると、放り出した。
バサバサと書物が散らばる音のほかは静かな空間。
シュルッ…と衣摺れの音がして、
瑠璃の腰から袴が落下した。
下半身に冷んやりとした空気を感じると同時に、太腿に間に手を入れられ、秘部に指が押し当てられていた。