第34章 書庫での哀苛(R18)
「‼︎ お夕!瑠璃は何処だ」
廊下でお夕を偶然捕まえた政宗はつかさず瑠璃の居所を問った。
「知りません」
「お前、主人に向かってなんだ、その態度」
「私は瑠璃様に仕えておりますので。でわ」
お辞儀をすると歩き出す。
「あっ!おい!こらっ」
冷たすぎるあしらい。
ハァァーーー……
政宗はどんよりと大長息を廊下に響かせた。
(どうすっかな……)
と次の瞬間
「‼︎‼︎」
閃いた。
「⁉︎ ‼︎っ だっれっ…ん"ぅっーーっ…
…ふっっゔぅんっっ」
ちゅっっ、ちゅ…クチュ…フッン…ンッ、チュ
瑠璃は突然腕を取られ、半転させられると、誰かの腕の中で唇をふさがれ、深い口付けをされていた。
怖くて一瞬、ギュッと目を瞑った。