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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第5章 光秀と参謀




「玲琤として美しい歌声だ」
光秀は瑠璃の歌声も褒めた。
瑠璃は驚き、困惑し、
開いてしまう口元を手で覆って、光秀を凝視した。

(明日は雨だ)


「菜の花畑に立って、朧月を見上げている自分を想像してしまうな」
光秀は瑠璃との距離を一歩詰めて、
薄紺碧の空に漂うような月を見上げる。


「…政宗はまだですよ?」
「春の三日月は酒がよく入る、と言われている」
と徳利を掲げて見せる。

しっかりと上を向いた三日月は盃に例えられることしばしば。





※玲琤…れいそう/玉が触れて鳴る清らかな音。
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