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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第5章 光秀と参謀





琴を引いて来て、傍で光秀が酒を飲む。
「久しいな」
青葉城で初めて会った日も、瑠璃の琴を肴に酒を呑んだ光秀。

「あいも変わらずですね」
「お前の奏でる琴の音は耳に心地よい」
「まぁ、お上手。
他に何を御所望ですか?」
「そうだな。
さっきの唄を所望する」

光秀の柔笑が、朧月夜の仄明るい月の様だと瑠璃は思った。



光秀は政宗の居ない御殿で、
特別な話もしないで、瑠璃と酒を飲む。
一体、何をしに来たのか。

瑠璃は少々訝しがりながらも、
この穏やかな刻を、心地よく思った。





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