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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第29章 子虎と文




「今帰った」
「…お…お…おか……ま、ま……も、申し訳ございませんっ」
玄関を入るなり、迎えのお夕が頭を下げたので、2人は驚いた。
眼を丸くして2人顔を見合わせた。


「お夕、いつから此処で政宗を待っていたのですか?」
頭を床に擦り付けて謝るお夕に、瑠璃が優しい声音で問った。
「えっ、それ、はっ…2刻ほど…」
「2刻?お前、暇だったのか?
それとも、そんなに俺に会いたかったのか?」
政宗はお夕に冗談を投げかける。
何があったかは分からないが、恐縮し謝ってくるお夕の気を楽にしようとしての事だ。

泣きそうな眼で政宗を見上げるお夕。
「政宗様〜」
「ま、瑠璃じゃないから、そんな事はないだろうけどな、くくくっ
で、どうした?」
政宗が主人の顔を見せた。
「あのっ、政宗様のお部屋には入るな、と言付かっていたのですが…襖が少し開いていて…それでーー…」





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