第4章 政宗と姫の或る日 其の参(R18)
「…ン…ふぁ…ぁ…まさ……ね、に…
…溺れて……しん…じゃぁ…ぅうん…」
熱に溺れて瀕死、息も絶え絶えになりながら、瑠璃が泥泥と、それでも気持ち良さそうに薄目を開いて
ウットリと言葉と、表情で俺に縋り付いた。
苛烈し、加速する。
猛り立つ。
欲望は制御不能だ。
舌舐めずりして美しい獲物に喰いつく。
下から、上から。
深い口付けに息が奪われる。
熱の塊をギッチリ詰められ、奥まで圧迫される。
「あ"っ…ハッァッ、ゃンッ…あっぁぁ…も…気持ち、イイっ」
「知ってるっ!」
堪らず洩れた言葉に、政宗が答える。
それが、ひどく嬉しくて。
「政宗っ、ァァ…まさ……ね…ンァ…き……ちイイよ……気持ち、いい?」
気持ちが抑えきれなくなる。
知ってるのに聞きたくなる。