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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫
第26章 京に立っ薫煙
宵闇に機嫌よく歩く男の姿があった。
「良いものが手に入ったぜ」
深緋の瞳が燃えるように京の方角を見据えて笑った。
肩砲。
肩に担いで使う筒砲。
それ程大がかりではなく、前後2人で担ぐ。
「軽くする分、薄いな…強度はそれ程無さそうだ。
どれくらい使えば壊れるか試す必要があるな」
凶悪な笑に喜悦な様子で元就はパンッと砲胴を叩いた。
その後ろを怯えるように町人達がそそくさと通り過ぎ、離れていく。
元就はそれを家臣に持たせ、
東へ向った。
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