第4章 政宗と姫の或る日 其の参(R18)
「息を乱すだけで、反論や弁明の余地もないか?」
完全に弄ばれる。
「ゃ…ハッぁ…ぅん…ぁはぁぁ…まさ…ャダ…」
政宗の指が、膣(なか)を拡げて、擦って掻き回すから、瑠璃は集中して物事を考えられない。
政宗の言葉と緩い快楽に翻弄される。
「ヤッぁっ…いっ…い、やぁぁんんー……ンァ」
緩慢な刺激でも、快楽を教え込まれた瑠璃の身体は簡単に達してしまう。
(ほーんと、イイ女っ)
いつもは、着物の合わせを開けば一気に肌が政宗の目の前に晒されるのに、最後まで残された下着が、羞恥心を増大させているんだと瑠璃は気付いた。
そして、直に触れてもらえないもどかしさと、
飢渇とを否が応にも自覚させられた。
(そこ…触っ……欲しいの、にぃ……胸…ハッ…ゃく…ぅ……)
最後の下着の1枚を取り去るその瞬間、
政宗は自分がひどく興奮しているんだと気付いた。