第24章 夜話合い事(R18)
(本当に嬉しいのか?真顔だぞ)
政宗は内心で疑いついに複雑な表情を浮かべ、麗凛と正座をしている目の前の瑠璃を見る。
「私、想われてるんだなって。
でも、私にも役に立てることがあるなら、
お手伝いしたいんです。
頼ってもらえたら、居場所があるみたいだから……」
寂しそうな声音で微笑する。
(居場所…)
『貴方は何も望んではいけない、と言われました』
政宗は瑠璃の絶望の言葉を思い出した。
政宗が眉を潜めていると
「存在意義?みたいな?」
瑠璃が首を傾げて言葉を付け加えた。
「存在してなかったみたいな言い方するんだな」
重い話題に軽く触れる。
「存在…してたかしてなかったか分からない存在?
私の意見は必要ない、私が自ら出来ることは何もない。
ただ黙って、主人に従っていればそれで良いと」
瑠璃は失笑しながら続けた。