第4章 政宗と姫の或る日 其の参(R18)
「瑠璃、その格好、ソソるな…」
政宗の眼が狙いを定めた獲物を見るような鋭さに変わる。
いつもは透き通る蒼い瞳が、
深い海の蒼のように熱に潤んで沈む。
「清楚で麗潔なお前は要らない。
その清凛さを捨てて妖艶で淫らになれ」
政宗の鼻にかかる甘やかな声で耳に吹き込まれる、淫堕な誘惑の言葉。
「厭らしいお前を、見せろ」
耳元に唇をソロリと寄せて囁かれた、
その声に、ゾワッと身体の奥が震える。
(…ん…ゃだ……)
恥ずかしくて、顔を顰める。
(なんだ、その表情…?)
瑠璃を観察しながら、短いスカートの裾をたくし上げ、滑らかな臀部を撫で上げる。
「ま……ダメぇ…ゃ…」
「何で」