第4章 政宗と姫の或る日 其の参(R18)
素肌を上がって、胸の膨らみに辿り着いた政宗が、なにか思い出したようだった。
「…そう言えば……コレ…」
とブラジャーをサワっと撫でる。
「そうか…お前の胸の形」
(コレのせいで綺麗だったんだな)
嬉しげにニヤニヤし政宗は、瑠璃の胸を持ち上げたり寄せたりしながら納得した。
「形が何か?」
「何でもない。けど、着けてるコレ、何て言うんだ?」
「ブラジャー?」
瑠璃が小首を傾げながら答える。
「ぶ、ら、じゃぁ?変な名前。……でも……」
悪戯な笑みを見せて
「悪くない、なっ!」
いつの間に、上のボタンを外していたのか、
「⁉︎!」
ブラウスを一気に引っ張り上げられ、
万歳の姿勢で脱がされた。
(上半身のその様子と、短い着物……
なんとも不格好(アンバランス)で……)
厭らしさを増しているように感じる。