第19章 氷も溶ける甘味なコト（R18）

身体の力を抜いて自ら信長様に縋った。
快感に耐えられなかった。

膝裏から腕で抱え上げられ、挿し貫かれ揺さぶられて、私はしがみついて嬌声を吐く。
「んっ、あっ、あぁﾝぁ…ぅﾝ、いっ、イイ…ダメェ…」
上下に揺さぶられる度、自分の体重が掛かって、

（ふか…深く…）

1番奥に突き当たる。
奥だけじゃなくて、痛いほど腹側を突き押す。
「ぁ、やっ、ヤッダァ…信長、さ…ぁぁ…」
「良いぞ、お前の中はいつも熱くて俺を離さぬ…っは…ぁクッ…」

離さないのは信長様で、
私を淫らにさせるのも信長様で、
怒りたいのに、
嬉しくて…
私にだけそうで、
私がそうさせているのだと思うと、
幸せで、首に回した腕に力がこもる。

「もっ…と…私を…っゃぁ、好き、ですぅ…す、き…」
「ああ、俺もっ……クッ、ぁ"、ハッ…注ぐ、ぞっ！」
激しく突き上げられて、迫り上がる強い快感に息が詰まりそうになる。
「ん"ぁぁ…ゃぁんんんーーっ！」
放ちそうになる声を堪えて私が達すると、
少し遅れて、信長様が私を強く抱きしめ、
動きを止めた。

そして感じる、内側からの脈動。
ｸッ…ハ…ハッ…はぁーー……
息を吐いた信長様の唇が重なった。

甘く淫快の口付け。
甘く安快の抱擁をくれた。