第19章 氷も溶ける甘味なコト(R18)
「チュッゃ、ぁ……ぅン……クチュッ…」
侵犯するような口付け。
口内から身体の力を、思考力を
掻き毟って、強奪される。
「はっ、ぁン……ぅんん!…」
淫らな口付けに溺れる最中、
脚の間に膝を割って、信長様の太腿が押し付けられ、ビクッと反応してしまった。
私の着物の合わせを広げて、素肌に押し付けられる信長様の肌。
グッグッと擦りあげられる様に押されて、
快感がせり上がる。
緩慢に押し潰されるのに、ウズウズと疼く。
散々 教え込まれたこの身体は、
信長様の体温と感触にいとも簡単に反応する。
軽くて淫らだって思われるんじゃないかと、
恥ずかしくなるほど容易に、濡れ始める。
「ククク、観念しろ。
俺が自ら仕込んだ軀に抗えるものか、
濡れ鳴け」
壁に身体を押し付けられ、
秘部に脚を押し当てられ、
耳元に所有の言葉を囁かれ、
「ぁ…あ、あぁ…ハッ…ぁ……信長、様…」
理性は泥々に溶け落ちた。
同時に、ドサっと反物の包みも地面に落ちた。