第19章 氷も溶ける甘味なコト(R18)
その頃、美弥も罰を受けていた。
罰という名の甘いご褒美だ。
「やっ…ダッ、こんな…ぁっ、ン…とこ、ろでぇ…ぁぁ」
城下の細い路地裏の陰。
さっき買った反物の包みを胸に抱きしめて、
足を震わせて、淫らな刺激に耐える。
「気はしっかり保て。
大切な反物を落とすぞ」
信長の声は愉快そうだ。
「じゃ…ぁ…こんな、ヤメて…くださぁ…
…ぁぁ…んぁ…」
美弥は理性を掻き集めて、
抵抗する。
口で、
言葉で、
何か言っていないと、すぐに快感に飲み込まれそうだった。
「貴様には拒否権はないと、何度も言っておる。もう、黙れ」
「ンッッ…」
信長に舌を絡めて口内ごと唇を塞がれる。