第19章 氷も溶ける甘味なコト(R18)
「どうしてこんなことになったのかってのは、おおよそ、想像がつくからな。
お前は美弥を止めると思ったんだが
……まさか、着いていくとはなぁ」
「美弥さんが自分の為だけに氷が必要だと言ったなら止めところですが、
皆で食べる為だと言うので…しかも、即行動とは思わず、1人で行かせる訳にもいかなかったので
着いて来ました」
「アイツが内緒にして欲しいって言ったんだろ?」
返事がないのが返事だ。
「気持ちは解るが、俺には言って欲しかった」
ちょっと、拗ねてみせる。
「すみません…」
「まぁ、無事だったんだし、これ以上言う事はないな。
ほらっ、もう顔上げろよ」
「うん…」
とは言え、瑠璃はどんな顔をして良いのか判らず、顔を上げづらいのだ。
(本当ーー)
俺にだけ可愛くて
「案外、手がかかる。クククッ」