• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第17章 かき氷大作戦




「瑠璃さんの言ってた何らかの手掛かりって、信玄様が持ってくるって事だったんだ」
美弥が感心する。
「信玄様の情報では、町外れの甘味屋が、
10日程前に削り氷を売った、と言うのですね」
佐助がまとめる。
「しかも通常の金額よりも数段高く」


「まぁ、貴重だからこそ、手に入れたくなるのが人の心理というものだ。
故、少々高くとも、皆、こぞって喰べに行く」
「フンッ…くだらん。
鍛錬でもすれば涼しくなるだろうに」
涼しげな目元をして、謙信が馬鹿馬鹿しいと言った。
「鍛錬して涼しいと思えるのは謙信様くらいですよ」
佐助が苦笑しないで、苦笑した。



翌日、
町外れの甘味屋を訪れた。
もう少し探りを入れる為だった。
「いらっしゃーい」
威勢の良い声が店の中きら飛んで来た。
店の主人だろう中年の男が顔を出した。
それと同時に謙信。
「お前達は外で待機していろ」
「はっ」
謙信に応えて佐助と幸村が恭しく頭を下げる。
演技ではあるけれど。




/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp