第17章 かき氷大作戦
「?」
皆の顔が瑠璃を向く。
「でも、どうやって?」
美弥の頭上には沢山の疑問符が飛んで見える。
「どうしても○○の氷が欲しい と言って、
手付金を渡し、その指定した氷室を狙ってもらい、私達はその氷室に待ち構えていれば…」
「飛んで火に入る夏の虫!」
「…お引き寄せるのだから、
ちょっと違うけど、まぁ、そんなトコロです」
「さすが、瑠璃さん!カッコイイ〜💕」
キャァ〜と城の女達と同じ反応で美弥が感嘆する。
「へぇ〜、君は容姿だけでなく、頭も良いんだね」
信玄が感心しながら、
(⁉︎え、ウィンク)
を送って来た。
「…お褒めに頂きありがとございます」
瑠璃はどうしていいか分からず、
謝辞を述べて頭を上げて信玄から逃げた。