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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫
第16章 秘密事
「違うのにっっ……ぅっ…」
包んだ手を胸に引き寄せ、泣く瑠璃。
そんな瑠璃を空いてる方の腕で、
抱き締めると、瑠璃は小さく息を吐く。
「…泣いてくれるな。コレが俺の役目だ」
諦めたような、それでいて、信念のあるような光秀の声。
優しく抱き締め、背中を摩ってくれる温かい手。
(こんな優しく温かい手を持っていて…
人の命を絶つのが、役目のはずないじゃない……)
痛かった。
心が
苦しかった。
「クゥ…ぅ…ばかぁ…光秀様のっ……馬鹿っ…」
適切な言葉が見つからなかった。
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