第13章 政宗愛抱ス(R18)
抱き締めて欲しい。
貴方の熱で
貴方を感じたい。
しなやかで強い腕で、
優しく器用な手で、
「抱き締めて」
身体中への愛撫なんて必要ない。
私は貴方に抱き締められただけで
胸いっぱい、幸せで、
感じるんだから。
私は、政宗の肩から背中に向けて腕を回した。
「おい、そんなにくっ付いたら……」
抱きつかれ、瑠璃の柔らかな胸が、
俺の上腹部に押しつけられる。
「お前のコト、可愛がれないだろ」
もう、余裕なんてないけれど、
余裕ぶって笑いかける。
「…ウソや…、出来るよ…」
と瑠璃は言って、俺の右手を取って、導く。
ソコに。
クチュ…
瑠璃のぬるい泥濘みに、触れる指先。