第13章 政宗愛抱ス(R18)
ハッッ…はっ…ぁ…あぁ…ん…っん…
緩慢な快感が長く続けば、
もどかしくて余計イヤラシイ気持ちになる。
そんな瑠璃は、人差し指を唇に咥え、
娥眉を寄せ、顎を上げ熱い息を吐く。
瑠璃が指を咥え、左右に顔を振るのは、激しく感じて出来てるから。
瑠璃の軀はしっとりと汗ばみ始め、胸の辺りを撫でている俺の手が、吸い付くようだ。
平素の清恬(せいてん)に潔廉な瑠璃は少しずつ退って、
どんどん、艶冶に甘婉な瑠璃が鮮露する。
身体中キスを降らされ、
舌が這い、気持ち良くて、
脳が痺れる。
胸の頂は既に敏感になって、
政宗の指先、唇、舌、で弄られれば、
よく分からない快感を感じて、
絶え間なく声が出てしまう。
気持ちいい…。
でも、
「……さ…ね……しめ、て……」
温もりが足りない。
※清恬…清らかで静か。
※潔廉…けつれん/いさぎよく欲が少ない。
※甘婉…かんえん/甘くしなやかで艶やか。
※鮮露…せんろ/あざやかにあらわになる。