第13章 政宗愛抱ス(R18)
「準備万端」
嗤えば、瑠璃はムッと可愛い照れ隠しをしながら、
「…抱き締められただけで、こうなるんですっっ。
政宗のせいやし…っ」
怒ったような、困った表情で俺を非難した。
(〜〜ーーっつ…こ、腰にクル…)
「はぁぁぁーーーーっ」
俺を非難した瑠璃に対して、俺も大長息で非難し、
こちらも怒ったような、困った表情で告諭する。
「…頼むから…あんまり煽んなよ」
「えぇ?」
何のことか解らない、と言った様子の瑠璃が瞠目して俺を見上げていた。
「無自覚に俺のこと煽った罰と、
長い間、俺に禁欲させた罰、
受けてもらうからな」
政宗のちょっと鼻にかかった魅惑の低音が、瑠璃の耳元を嬲った。
(…ぁ…や……)