第13章 政宗愛抱ス(R18)
「政宗。何の相談もなく、勝手をしてごめんなさい」
いくら拗ねてても、心配もしただろうし、
寂しい思いもさせたはずだ。
だから、瑠璃は心から素直に謝った。
「自由にしていいと言ったのは俺だ。
だから、とやかく言うのは間違ってるんだろうけど……」
政宗は言葉を濁す。
クスッ…と、瑠璃が笑う。
「政宗、そちらに行っても良いですか?」
怒っているのでは無くて、後になって出発を知った事、独り寂しかった事を拗ねているんだと理解した。
瑠璃は嬉しくて、微笑しながら、
膝が付くほど間を詰めて政宗の前に座った。
「近いだろっ////」
政宗が政宗らしくない反応で、顔を赤くしている。
「駄目?」
「駄目じゃ、ねーけどよ…」
ボソボソと答える。
(可愛い)