第13章 政宗愛抱ス(R18)
瑠璃は厩舎に馬を入れて、
玄関を入るーーー
「‼︎」
玄関の上りに座って、膝に肘を突いて、頬杖を突いている
「政宗っっ⁉︎」
が待っていて、ビックリした。
「おう」
ぶっきらぼう。
「…た…ただい、ま……」
「おう」
つっけんどん。
「えーっと……怒って、ます?」
おそーる恐る。
「イヤ、別に」
突っぱねられる。
(別にって…怒ってるような……)
瑠璃困る。
「怒ってないなら…なん「耐えてる」…」
(え?耐える?何に?)
何のことか解らないで玄関に突っ立って、逡巡していると、
「政宗様、またお待ちになーー……って、瑠璃様⁉︎
瑠璃っ様、お帰りなさいませっ!」
通りかかった女中が、飛び上がる勢いでやって来た。