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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫
第11章 西国の2人
「光秀様……」
小さな声で俺の名を呼んで、
胸に寄りかかって来た。
俺は、この強くて、狡口で、
本当は弱くて清い女の味方でいてやろうと思った。
(きっと光秀様は、光臣にぃ様なんだー…)
瑠璃はフフフと笑って憑胸した。
※憑胸…ひょうきょう/胸に寄りかかる。
兄妹を慕うようだと思っているこの思いを、
勘違いして敵視する者がひとり。
「なぁ、秀吉。
アイツらいつ帰って来るんだよ」
毎日問う始末。
「何かあったら只じゃおかねぇ!」
ある事ないこと想像する。
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