• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第9章 西国見聞録





「瑠璃!」
焦った声が飛び込んで来た。
その声の方に振り向いて瑠璃が、
幼げな笑顔を見せた。
「あっっ」

(ん?突然 童女みたいになった?)

「探したぞ、何処で何をしていたっ」
「光にぃ様、ごめんなさい……」

((光兄様?))

光秀は内心、溜息をつきながら、
「何もなかったか?心配をかけるな」
瑠璃に合わせた。
不審そうに光秀を見た元就だったが、
「申し訳ない。俺の部下が人違いをして、
船まで連れて来てしまった」
と事情説明をして詫びた。

「何事もありませんでしたよ」
「お前が勝手にウロウロするからだぞ」
「謝ったではございませんか。
あっ、元就様。此処まで連れて来ていただき、ありがとうございました」

(元就?)

光秀は男の名を聞いてギョッとした。




/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp