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あなただけを…

第60章 ➖煙➖


=アズールの部屋・バスルーム=


自室にもバスルームはあるが
シャワーとトイレのみの簡素な物

(寮長ともなるとバスタブまであるんだ。
 あ、昨日する前に入り忘れて…
 と、いうか余裕なんてなかったわね…)

そんな事を考えながらシャワーを浴び
身体を洗い流していた…

魔法で自分のバスローブを出すと
それに身を包み、髪を乾かす…
鏡へと目を向けると…
首元や胸元に何ヵ所も赤い印が残されていた

(うわぁ…こんなに…
 コレは首元もしっかり隠さないと…)

バスルームを出て
水のボトルを出し数口飲みながら
そんな事を考えていた…

机のある椅子へと腰掛け
時計に目をやると時刻は午前4時
空腹だった為、巾着からチョコを出し
口の中で溶かしながら味わう…
甘さとほろ苦さが口の中で広がる

すると、本来の年齢へと戻った為か
身体がある物を求め始める…


(あぁ…ダメだ久々に吸いたい。……あ!
 散歩してる時に見つけた喫煙所に…)

思い立ったら即行動!と、ばかりに
魔法を発動させ
下着、肌着、靴下
白の裏起毛のフード付き無地のパーカーに

自寮の指定スウェットのパンツ…
左右と後ろにポケットがあり
灰色にサイドが薄紫色の
細めのラインが入った物へと着替え

巾着から箱に入った黒のショートブーツを
取り出しそれを履き
目的の場所へ移動する

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