第7章 目覚めよ、汝

ああ、駄目だ。
こんなのすぐ……っ



「━━━━━━ぅあ、っんんッッ」



「真白締めすぎだって………っ」


「っ、り……っ。も、とま…っ、いっかい、とまって……っ、れんっ」


「無理だってば……っ、こんなの、止まんないっ」
「ひぁッッ！？」


ぐい、って、お腹に腕を回されて。
腰が高く持ち上がれば。
後ろからさらに深く、挿入の角度が変わる。


「だめ……ッッ、だめそれっ、そこ…っ、いやぁっ」


チカチカする。
くらくらする。
熱い。
繋がってるところが、火傷しそうなくらい、熱い。
お腹苦しいし。
息、出来ないし。
唾液も涙も、さっきから溢れまくってたぶんぐちゃぐちゃ。
だけど。
だけどそれでも。



「うしろ、やだ……っ」
「ごめん止めてあげらんない……っ」
「ち、が……っ、まえ、前が、いい」
「………っ」
「かお、みたい……、れん……っ」



顔が見えないのは、嫌だ。
前が、いい。



「〰️〰️〰️ああ、もうっ」


「ひゃっ、ッッ！？」


ずるりと、それは抜け落ちて。
だけど抜け落ちる些細な刺激でさえ、違うものへとすぐさま変換されていく。
わけが、わからなくなる。



「………掴まってて、真白」



ぐい、っと。
腕が引っ張られて。
蓮の顔が目の前。
その事実に安堵したのもつかの間。
蓮の両手が膝裏へと伸びて。
体が宙へと浮いた。



「え………」



「ごめんこのまま、挿入れる、よ」

「や！？嘘……っ、ま━━━－－……っ！！」



真下から、あてがわれた滑りのある硬いもの。
その存在を頭が認識するよりも前に。
蓮はそれを躊躇なくあたしへと、突き刺した。



「ひぅぅっっ！？や、っぁ、ぁあっ」



文字通り貫かれた体は、息さえも奪い、思考回路さえもショートさせる。
重すぎる衝撃に。
蓮の首にしがみついて、耐えた。