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地縛霊は孕ませたい!?

第1章 俺の子を孕(う)め


は、はぁ……っ。


肩で呼吸しながら、床へと脱力する体。
それに合わせて。
幽霊もそのまま覆い被さってきた。


「……締め付け、やば。持ってかれるかと、思った」


汗で額を濡らしながら。
唇を舐める仕草に不覚にもなぜだか心臓が、跳ねた気がしたけど。
たぶん、気の迷い。


「………っ!?嘘、やだ…っ」


覆い被さって上から見下ろしながら、腰をゆっくりと動かす幽霊、に。
体を引こうとするけど。
押し倒されて体重をかけられてるこの状況を打破できるはずもなく。
ただただ、押し寄せる波に悶えることしかできない。





「ねぇ、真白。気持ちいい?」

「………っ」


ペロン、て。
首筋を舐めながらそう問う彼に、瞳をぎゅうときつく閉じた。

「なかきゅうきゅう、ゆってるよ?気持ちいいでしょ?」


覆い被さりながらゆっくりゆっくり腰を打ち付ける彼に、次第に感じるのはじれったさ。
緩く柔く擦られるだけじゃ、足りない。
こんなんじゃ、全然足りない。
だけど。
少しでも口を開いたら、声が止まらなくなりそうで。
そんなの彼を悦ばせるだけだから。
唇を噛み締めながら首を横に振った。


「ほらほら、素直じゃない子には、お仕置きしちゃうよ?」



余裕たっぷりに。
自信たっぷりに。
上からそんな風に見下ろさないでよ。
腹立つ。



「………っ!?」


「………ふぅん」



ズン、て。
奥を突かれれば。
知らずにビクン、て、跳ねる体。


一瞬動きを止めた、後。


「みーっけ」




幽霊の彼は、体を起こすと。
憎たらしいほどに意地悪に笑みを称えて。
彼が貫いているその上の、蕾に指先をあてがいながら。


「やめ………っ」



先ほど電流が走るくらいにビリビリとしびれたその場所を勢いよく、突き擦り上げたんだ。



「━━━━━━っ、は…っ」



瞬間。
限界まで弓なりに反り返る体。



「や、やだやめ……っ、やぁ━━っ、い、っぁあ」



声を押し殺す、とか。
我慢、とか。
この瞬間頭から全部抜け落ちて。
ただただ与えられる強引な刺激に身体を揺すぶられるだけ揺さぶられて。
その一点だけをしつこく執拗に、それこそあたしが意識を飛ばすまで永遠に、彼は、責め続けた。


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