第52章 白鳥沢セッター
貴方side
貴「牛島さん、鷲匠さん、ありがとうございました」
牛島「あぁ」
鷲匠「次会う時は敵だ、覚悟しておれ」
貴「…烏野も、充分強いんで……負けません」
天童さん以外に一通り挨拶しながら、急いで飛雄達の所で向かう
白布「待て」
貴「?」
引き止めたのは、何故か睨み続けていた白布という人
貴「…何?」
白布「……俺は、牛島さん達みたいにあんたの実力は月バリとかしか見てないから……正直最初は、何で牛島さんが気にかけるんだって、、ちょっと嫉妬した」
…え
貴「……白布って、牛島さんに憧れてるんだな」
白布「!……当たり前だろ、あの人にトス上げたくて必死にここでレギュラーとったんだ。あの人に尽くすセッターになりたいから」
さっきまでの無表情はなく、嬉しそうに牛島さんの話しをする白布
……だから、私の事睨んでたのか
白布「……その」
貴「?」
白布「その、睨んで悪かった」
貴「自覚あるんだ」←
わざわざそれを言いに来たんだ、思ってた人と違ったわ
白布「敵だけど、また来たいなら来れば。牛島さんが喜ぶ」
貴「ツンデレかよ、お前」←
白布「はぁ!?ち、ちげーし!変な事言うな!!⸝⸝⸝」
天童「何何ー?賢ニ郎と仲良しー?」
貴・白布「来ないで下さい」←
天童「ちょっと!?何変なトコで息あってんのー!?」
天童さんが来た時、見事白布と被る
貴「……何か、白布とは気が合いそう」
白布「俺も思ったわ」
貴「連絡先教えてよ」
白布「良いけど、てか名前で呼んで良いか?」
貴「良いよ、私も名前で呼ぶわ」
瀬見「……お前ら、数分でどんだけ仲良くなってんだよ」
大平「賢ニ郎が、あんな生き生き話すの若利以外に見たことないよね」
太一「……っ白布ばっかズルい。東條さん!俺とも連絡先交換して!」キラキラ
貴「え……まぁ、良い…」
白布「コイツはチャラいから関わらない方が良いぞ」
太一「余計な事言ってんじゃねーよ!!」怒
結局、白鳥沢2年組の2人とも連絡先を交換した
数分後、外で待たせてる後輩2人に謝りながら、烏野へと戻り始める…