第63章 衝突2
貴方side
日向「俺は、自分で戦える強さがほしい!!」
影山「…ってめぇの我儘で、チームのバランスが崩れるだろーが!!」
飛雄は、シャツの襟を掴んでたが日なを軽く床に投げる
影山「…勝ちに必要なら、誰にだってトスを上げてやる」
日向「!」
"でも俺は、今のお前が勝ちに必要だとは思わない"
合宿で試合の時に言った飛雄の言葉
影山「今でも変わりねーからな………帰りましょ、怜花さん」
貴「え、あ、うん…でも…」
私に声をかけ帰ろうと伝える飛雄
日向「………っかーげーやーま!!」怒
影山「!?」
ドンッ!!
日向が思っきり、飛雄にぶつかりながら抱きつく
影山「っ離せ!!」
日向「トス上げてくれるまで、離さない!」
影山「っっざけんなっ!!」怒
貴「仁花、近くにまだ残ってる人探しに行くよ!」
谷地「!は、はい!!」
2人の喧嘩を止めてくれる男の人を探す
★★
貴「……!龍之介!!」
田中「?れ、怜花さん?」
貴「頼む!日向と飛雄の喧嘩を止めてくれっ!!」
谷地「シャチ!!」
田中「喧嘩!?」
偶然にもまだ帰ってない龍之介が体育館近くに居た為、止めるよう頼む
その後、何とか龍之介が止めに入り騒動は収まる
__
数時間後…
貴・影「…」
私は、飛雄と家まで一緒に帰っていた
彼の頬は、龍之介に止められながら日向共々殴られた跡が
感情的になるのは、中学から変わってないけど…あんなにキレる飛雄は初めてみたな
影山「…怜花さん、すみませんでした。あんなトコ、見せてしまって」
貴「いいよ、気にしてない。それだけバレーが好きって意味だ。お前も日向も」
影山「……何か、分からなくなって。俺の方が正しい事言ってるはずなのに」
貴「……私はバレーしてない身だから言えないから、聞いてみる?アイツに。
答えてくれるか分からないけど、一番的確な答えをくれると思うよ」
影山「…アイツ…?」
貴「…徹だよ」
影山「!!」