第51章 好きな景色2
貴方side
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体育館.白鳥沢
瀬見「ほい、ボール」
貴「…ありがとうございます」
結局、牛島さんや鷲匠さんに言われサーブを打つ事に
久々過ぎて、大丈夫か不安
……そして、何故か茶髪の人に睨まれてるし(白布です)
牛島「いつでも良い」
貴「…」
……久しぶりだ、このボールを持つ感触
コートに立つ緊張感
ネット側には、ライバルが居る
私が、中学時代にずっと体験してきた事
貴「……」スッ
牛島「!」
白布(……何だ、この緊張感…サーブなのに、震えがきた…)
ヒュン…
貴(良い感じだ)
バッッ!
五色(ジャンプサーブ!!)
貴「っ!!」
バンッッッ!!!
牛島「…!!」
太一「…え、今打ったのか?全く見えなかった」
白布「…」
瀬見「怜花のやつ、何がブランクありだよ……中学の時と変わんねーじゃん」
天童「威力おとろえてないしー」
☆☆
鷲匠(…あの時のままだな。速さ、綺麗さ、そして安心感。
最強セッターとして、活躍していたあの時を見てるようだな)
貴「…ふぅ、やっぱ中学より威力落ちたなー」
五色(今ので!?じゃあ中学はこれ以上…?)汗
牛島「東條」
貴「!」
牛島「ありがとう、久々にお前のサーブを見れて良かった」
貴「……こちらこそ、ありがとうございました。久々に、楽しかったです」
牛島「…そうか」
五色「東條さん!!俺にも打って下さい!!」
貴「いや悪い、後輩待たせてるから帰るわ」
五色「ええー?!」ガーン
天童「まぁまぁー、工も次に打ってもらえば良いじゃん。また呼んでさー」
貴「天童さん居ない時でお願いします」←
天童「俺に本当に冷たいよー!?」泣
五色「次か…」ショボン…
貴「五色って1年なんだね、ぱっつん前髪って言って悪かった。連絡先教えて」←
五色「え!?あ、はい。大丈夫です!」
貴「ありがと!!」
瀬見「…相変わらずの後輩好きだな」
大平「後輩には無意識に甘いからね…」
天童「工、気に入られたねー」
白布「…」