第50章 好きな景色1
貴方side
貴「…牛島さん、そろそろ帰りますね。休めたんで…」
牛島「東條、バレーはもう出来ないのか?」
白鳥沢「!」
……相変わらず、ストレートに聞いてくるなぁ
貴「……前のようには出来ません。けど、リハビリで少しの間ならサーブとかトス練は出来ますよ」
牛島「そうか………なら、無茶を承知で言う。1球だけ、俺にサーブを打ってくれ」
貴「!?」
白鳥沢「え!?」
いきなりの発言に、そりゃ私と白鳥沢の人達は驚きますよ
天童「若利くんー?いきなりどうしたのー」
白布「そうですよ!」
貴「……ブランクあるの知ってて、言ってます?」
牛島「あぁ、だから無理にとは言わない。だが、少しでもバレーが出来るなら…俺は見てみたい」
貴「…」
白布(…牛島さんが、ここまで言うなんて…)
鷲匠「ワシも見たいのう」
貴「!」
牛島「監督」
白鳥沢バレー部の監督、鷲匠さんがいきなり現れる
鷲匠「久々だな、東條」
貴「……」
鷲匠「返事くらいせんか!!」睨
貴「!は、はい!!」驚
瀬見「……監督と知り合いか?」
牛島「…中学時代の東條を気に入ってるのは監督も同じだ、現に推薦もしたらしいぞ」
天童「へぇー!………のわりには怖がってない?」
山形「そりゃあの顔じゃあ…」
鷲匠「何か言ったか」睨
白鳥沢「何も言ってません」
★★
影山side
体育館.外
日向「影山…俺等も中に入らね?」
影山「けど俺等敵校だから睨まれるぞ。怜花さんは牛島さんや他の人達と知り合いみたいだから良いけど…」
牛島さんが怜花さんを連れて体育館に入ってしまい、俺と日向は先輩を置いていく事は出来ない為外の窓から様子を見ていた
それに、、牛島さんが怜花さんにサーブを打ってくれとか言ってたし……また、バレーをしてる先輩を見れるチャンスだ