第42章 名前で呼んで
貴方side
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日向・影山「…」ズーン…
岩泉「……大丈夫か?」
貴「大丈夫、普段使わない頭使ったから疲れたんでしょ」←
岩泉「たまに毒はくよな、お前」
あの後、勉強会は夕方までびっちり教えた
約2名、勉強疲れで机に俯いてる
貴「…夕ご飯作るけど、皆食べていく?」
6人「食べます/食べる」
……変な所で息合わせないでよ
★★
貴「うーん…」
…6人も居るし多めに作れるの、、カレーが無難かな
及川「怜花!」
貴「邪魔するな」
及川「邪魔しにきたんじゃないし!手伝いにきたの!」
貴「……手伝い出来るの?」←
及川「失礼だね!サポートくらいできるから!」ムスッ
貴「……じゃあ、野菜洗ってよ」
及川「うん」
何故か知らないが、嬉しそうに手伝う彼に不思議に思う
及川「…にしても、何であの2人が怜花んちに居るの?」
貴「え…だから勉強教える為だけど」
及川「別にここじゃなくてもファミレスとかで良いじゃん」
貴「でもさ…」
及川「飛雄に頼まれたから?」
貴「え」
及川「…いっつも飛雄とか国見ちゃん優先だよね………俺の方が、付き合い長いのにさ」
いつものふざけた様子ではなく、不機嫌な表情な幼馴染み
貴「……何で、怒ってるの?」
及川「怜花が、鈍感で…後輩ばっか構うからムカついてます」ムスッ
……子供かよ
貴「…及川」
及川「それも、飛雄や岩ちゃんは名前呼びなのに…何で俺は名字呼びなの?」
貴「………拗ねてるの?」
及川「っそうだけど、悪い!?俺は名前で呼んでほしいの!!」
真剣な表情で、そう言われびっくりしている
今まで、こんなふうに言われた事ないから
及川(…好きな子には、名前で欲しいのに…)
貴「"徹"、カレー出来てから運ぶの手伝ってよ」
及川「…………え」
私がそう呼ぶと、驚愕の表情の幼馴染み
及川「今…」
貴「べ、別に?な、名前くらい拗ねなくても呼ぶわ。馬鹿徹!⸝⸝」
及川「……っっ怜花ー!!」
貴「ちょ、カレー落ちる!」
岩泉「何抱きついてんだクソ川!!」怒
及川「痛いよ、岩ちゃん!!」泣