第28章 伊達工業
貴方side
すると、横から歩いてきたのは
「伊達工業だ…!」
青根・二口「…」
東峰・西谷「…」
烏野にとって、東峰さんにとって因縁の相手らしい
にしても、鉄壁と言われるだけあってデカイな
__そして
東峰「!」
白髪の長身の人が旭さんを勢いよく指差す
西谷「なんだ てめー」
バッ
西谷「!」
東峰「…」
東峰さんは強い瞳で相手を見ながら、夕を引き止める
多分、以前とは覚悟が違うのだ
伊達.主将「ちょいちょいちょい!やめっ、やめなさいっ」
焦った顔でいきなり前に出て来たのは伊達工の主将
主将「すみません!すみません!」
伊達工の主将が私達に謝る。
澤村「いえ…」
主将「おい二口、手伝えっ」
二口「はーい」
二口という人に助けを求める相手の主将
二口「すみませーん。コイツ、エースとわかると”ロックオン”する癖があって…だから、今回も覚悟しといてくださいね」
東峰「…」
すると、偶然にもその二口という人と目が合う
二口「!」
何故か目を輝かせながら、私に近付いてくる
ガシッ!
貴「!?」
二口「……ヤバ、めっちゃ俺のタイプなんだけど!」
全員「!!」
手を握りながらそう言ってくる彼は顔が赤い
二口「去年居なかったよね?マネ?何年?」キラキラ
貴「………2年、だけど」
二口「同い年!?マジか、めっちゃ大人っぽくて年上かと思ったわ」
伊達.主将「二口!相手校のマネをナンパするな!!」
二口「良いじゃないーすか。てか、俺結構本気っすよ」
貴「ウザい、チャラ男は嫌い」ビシッ
二口「……結構はっきり言うね、顔に似合わず」ニコ
貴「苦手なタイプだからお前、幼馴染みに似てチャラい」
二口「チャラくないしー、本気って言ったじゃん」
何を返しても笑顔で返してくる二口、正直掴めない
澤村「また、ナンパ…」
菅原「どこ行っても声かけられるな東條は」
東峰「止めに言った方が…」
菅原「大丈夫だべ、ほら」
グイッ!
貴「!?」
影山「…怜花さんから離れて下さい」怒