第24章 価値ある対決
貴方side
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試合は、中盤辺り烏野を止めにきたブロックに驚く
貴「デディケートシフト……」
猫又「……よく知ってるな」
貴「……中学時代は、バレーをやってたんで多少は」
デディケートシフトは、ブロッカー3人を右、または左に片寄らせるブロックの配置を意味
ここで、音駒が烏野に追いつく
18-18。
貴「攻撃力は突出していなくても、音駒の方が総合力が高いですね」
猫又「……お前さんの目にはそう見えるのか?」
貴「はい」
そしてついに、音駒セットポイント
最後の一点は、犬岡が日向の速攻を完璧に止めて終わる
★★
貴「皆さん、ドリンクとタオルです」
夜久「ありがとな」
黒尾「いやー、頼んだの俺だけどマネ業こなれてるな」
貴「中学時代は、幼馴染みに頼まれて助っ人としてやってたんで」
近くに居た研磨にも渡す
貴「にしても、研磨の観察眼凄いね」
研磨「……気づいてたんだ」
貴「…まぁ、1人だけ冷静に分析してたら分かるよ。飛雄とは別の意味で凄いセッターだと思うよ」
研磨「…ありがと」
小さい声でお礼を言う彼
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けど、そんな対決も終わりがやってくる
セットカウント2-0。
音駒が勝利を収める
烏野の武器は、攻撃は機能していたけど勝てなかったのは総合力の違い
日向「もう一回!!」
時間もギリギリ、それでも日向がやりたいと言う。
貴「日向、新幹線の時間もあるんだから、これで終わりだよ。また、音駒と出来るよ」
猫又「ああ、うちとまたやりたいなら、公式戦だ。全国の舞台、たくさんの観客の前で、数多の感情渦巻く場所で、ピカッピカキラッキラのでっかい体育館で、ゴミ捨て場の決戦、最高の勝負、やろう!」
全員「ハイ!!」
ここで、両チームの主将が集合をかけ、それぞれ別のチームの元に集まる。
音駒との練習試合は、これにて幕を閉じた