第22章 臨時マネ
貴方side
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黒尾「すみません」
烏野「?」
試合直前に、黒尾さんが私達の所に歩いてきた
黒尾「今回の練習試合だけで良いんで、マネージャー1人貸して頂けません?そこの怜花ちゃんを」ニコ
烏野「!?」
何故か借りると良いながら、名指しされる私
田中「怜花さんはうちのマネだコラ!」怒
西谷「そうだぞ、コラ!!」怒
縁下「お前ら、他校の人といえ先輩だぞ!!」
影山「怜花さんはダメです!!」睨
縁下「影山も睨まないの!!」
飛雄は私の前に立ち、黒尾さんを睨む
黒尾「…君は特に必死だね、黒髪の1年君。あんま嫉妬深いと………大好きな先輩に嫌われるよ」ボソッ…
影山「っ!!……っ」
貴「はい、ストップな飛雄!」
何を言われたか知らないけど、黒尾さんに耳打ちされた後キレそうな飛雄を抑える
貴「…澤村さん、練習試合だけ音駒の臨時マネやりますね」
澤村「東條…」
潔子「私が行くよ?」
貴「潔子先輩は烏野をお願いしますね。マネ経験はあるんで大丈夫です。マネ居るか居ないかは結構分かるんで」
菅原「…気をつけてな?」
貴「はい」
飛雄や龍之介や夕はかなり不満そうな表情だったが、臨時だから大丈夫でしょ←
黒尾「愛されてるねー」
貴「飛雄に何言ったんですか?あんなキレるの久々に見たんですけど」
黒尾「俺が思ってた事、そのまま言っただけなんだけどね…(……予想通り彼は怜花ちゃんが好きなんだなぁ)」
……黒尾さんは、やっぱりイマイチ掴めない人だな
★★
音駒バレー部
貴「…という訳で、黒尾さんに頼まれ練習試合で音駒の臨時マネやらして頂きます。2年の東條怜花です」
山本「っお、臨時マネ!?び、美人マネ…」
夜久「黒尾が無理矢理ゴメンな、俺は3年の夜久だ」
黒尾「無理矢理じゃないですー」
夜久「東條って中学の時、セッター賞取ったんだって?すげぇじゃん!」
犬岡「賞!凄い!!」
貴「…ありがとうございます」
黒尾「………俺を差し置いて、怜花ちゃんと楽しく話すなよ!!」
猫又「試合はじまるぞ、早くコートに並べ」