第20章 練習試合
貴方side
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5月6日 烏野総合運動公園 球技場
澤村「!集合!!」
澤村さんの合図で、烏野全員は並んでいる音駒の前に整列する
私と潔子先輩は、近くに並び始めると…
?「はぅぅっ!!///」
貴「!?」
音駒のモヒカン頭の人が、私と潔子先輩を見て変な声をあげた
貴「……な、なんだろあの人」
潔子「見ないのが一番」
相変わらずのスルースキルが凄い潔子先輩
日向「あっ!!」
いきなり大きな声を上げる日向
日向の視線の先には迷子探しで会った研磨
そして、その隣には黒尾さんが
澤村「挨拶!お願いしアス!」
全員「しアース!!」
★★
日向「研磨!」
研磨「…あ」
黒尾「やっほー怜花ちゃん、また会ったな」ニコニコ
貴「どーも」
挨拶が終わり日向は研磨に駆け寄り、黒尾さんは私に近付いて話しかけてきた
日向「なんで教えてくれなかったんだよ~」
研磨「だって聞かれてない…」
日向「…」
貴「ジャージにローマ字で音駒って書いてたろ、気づいてないの日向だけな」
日向「ええ!?教えて下さいよー」
そんな時
?「ヘイヘイヘイ、うちのセッターと主将に何の用ですか」
日向「っ!!」
研磨の後ろから出てきたのは敵対オーラを放ったモヒカン頭
貴「…音駒の人達、黒尾さんを基準に髪が凄い」←
黒尾「俺基準かよ!?」
?「はぁっうぅっ!」
私はモヒカン男を見ると、また顔を赤くする
貴「え、何かした…?」
黒尾「こいつは気にすんな、ただ緊張してるだけだ」
すると
田中「ウチの1年と、マネになんの用ですかコラ」
?「なんだコラ」
田中「やんのかコラ、シティボーイコラ」
…恥ずかしいから、止めてほしいわ……