第18章 プリン頭君
黒尾side
烏野高校というバレー部と練習試合があるとの事で、宮城を訪れた俺達
けど矢先に幼馴染みが迷子になり周辺を探していた
そんな中で偶然会ったのが、烏野マネージャーの東條怜花ちゃん
中学時代はセッター賞を取り白鳥沢の牛島と並ぶ程の実力者と聞いていた、月バリにも特集されており密かに気になっていた
見た目はモデルをやってるのかと疑う位の美女、けど顔に似合わずはっきり物事は言ってくる
だけど、数分話してるとバレーをやっていただけあって凄い話しやすい
名前呼びを要求したけど、冷たく断られた
怜花ちゃん曰く、幼馴染みに似て掴めない性格で嫌な感じとはっきり言ってきた
初対面でここまで言われたのは初めて、だけど俺の本当の性格を見抜いた彼女の事を逆に気にいってしまった
貴「……あ」
黒尾「?どした?」
貴「私が探してた迷子居ました」
黒尾「……あ、俺が探してた迷子も見つかったわ。やっぱ一緒に居たな」
貴「あのプリン頭ですか?」←
黒尾「うん。てか、最初に頭気になるんだな怜花ちゃんって」
貴「だって個性的で気になりますし、でも一番の衝撃は黒尾さんですよ」
黒尾「いや、嬉しくないからな?」
どうやら俺の髪が今までで一番気になったらしい
★★
貴方side
黒尾「研磨!」
貴「日向」
日向「あ!怜花先輩!!」
研磨「……クロ」
日向は、研磨という子と一緒に居たみたいだ
黒尾さんが知っててジャージも同じだし、この人も音駒のバレー部部員だろう
日向「どうして先輩が?」
貴「日向の事だから、もしかしたら帰る道わからないかと思って」ニコ
日向「うっ…」←図星
研磨「……クロ、彼女って」
黒尾「あぁ、セッター賞取った怜花ちゃん♪」
貴「だから中学の話しですって……2年の東條怜花、宜しく」
研磨「…2年の、孤爪研磨。宜しく」
貴「同い年なんだ、名前で良いよ!」
研磨「……じゃあ、俺も名前呼びで良い」
黒尾「ちょっと!?何で研磨は良くて俺は名前で呼んでくれないの!?」
貴「気持ちの問題です」←
黒尾「ひどいっ」
研磨「ドンマイ、クロ」
黒尾「研磨は黙ってろ!!」
日向(……なんか、俺空気…)