第15章 合宿1
貴方side
__合宿当日、5月2日
烏野体育館
烏養「…揃ってんな」
バレー部「オス」
烏養「4日後には音駒との練習試合。終わればすぐにIH予選がやってくる、時間が無い。でも、お前らは穴だらけだ。勝つ為にやることは一つ。
練習、練習、練習。ゲロ吐いてもボールは拾え」
バレー部「オス!」
……ゲロって、言い方…
★★
烏野高校 学習合宿・部活動合宿用施設
日向「うおおっ初めて来たっ」
山口「なんか出そう」
日向「うおおっ、うおおっ」
日向はいろんな部屋を見て周っては歓声をあげている
影山「お前、ちょっと落ち着け」
日向「だって!合宿初めてだしっ」
月島「一日中、むさ苦しい連中と顔つき合せして何が楽しいのさ」
興奮する日向とは裏腹に月島は冷めている
田中・西谷「おい月島てめえ、半径500m以内に潔子さんと東條様が居る空間はむさ苦しくねえんだよ!」
…なんだ、それ……てか、なんで様?
菅原「清水は家近いから用事終わったら帰っちゃうよ。いつもそうじゃん」
……まじか、潔子先輩帰っちゃうのか…
菅原さんがそう言うと、絶望な表情をしながら崩れる田中と西谷
けどすぐ立ち上がり私に駆け寄る
田中「じゃあ東條様は!?」
西谷「帰りませんよね!?」
貴「…まぁ、居るけど。正直私の家青城側に近いんで遠いし」
田中・西谷「よっしゃあー!!」
歓喜しながら喜ぶ2人
貴「てか、様は止めてほしい」
田中「え」
貴「敬語も止めて、同い年でしょ」
夕「……いや、何と言うか…」
貴「名前で良いよ」
田中・西谷「そんなっ恐れ多い!」
貴「…名前で呼んでね」ニコ
田中・西谷「わかりました、怜花さん!!」
貴「宜しく、龍之介と夕」
田中・西谷「っ!!」
ばたりっ
貴「えっ」
縁下「気にすんな、アイツら女子に名前呼びされんの慣れてないだけだから」
私が名前を呼ぶと、倒れる2人に驚くが縁下がフォローに入る
おまけ
月島「そういえば、何で近い青城に行かなかったんですか?」
貴「え?及川が居るから」←
菅原(はっきり言った…)苦笑
澤村(及川も報われないな…)苦笑